本記事は第五部最強の敵ディアボロの能力について考察です。
ディアボロのキング・クリムゾンは最強に相応しい強さを持っており、作中で対抗できたキャラクターはスタンドを超えた究極のスタンド、ジョルノ・ジョバーナの「ゴールドエクスペリエンス・レクイエム」だけでした。
それでは、ジョルノ以外のキャラクターがこの無敵のスタンドを倒すにはどうすればいいのでしょうか?
キング・クリムゾンについて
それではまず、ボスのスタンドである「キング・クリムゾン」の解説です。
【破壊力-A スピード-A 射程距離-E 持続力-E 精密動作性-? 成長性-?】
近距離パワー型のスタンドです。
このスタンドは時を「消し飛ばす」能力と、十数秒先の未来を予見する「エピタフ(墓碑銘)」の能力を持ちます。
消し飛ばされた時間の中では全てのものがその間の動きを認識せず、記憶もできません。ディアボロだけが消した時間の中を理解し行動することができます。
「エピタフで不都合な未来を見る→時を吹っ飛ばしてその過程を消去」という手順により、自分にとって都合の悪い出来事を確実に回避しつつ終始有利な状況を作り出せるという凶悪無比な能力です。
飛ばせる時間は数十秒のもので、それ以下であればディアボロは自由に動くことができるようです。その間、何者の行動にも干渉されない状態でディアボロは動くことができます。しかし、ディアボロ自身も人間などに触れることはできません。
デメリットはあるものの、時を操れるまさに無敵のスタンドであるといえるでしょう。
ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムについて
【破壊力 -なし/スピード-なし/ 射程距離-なし/持続力-なし/精密動作性-なし/成長性-なし】
ゴールド・エクスペリエンスが「矢」に貫かれたことによって、ゴールド・エクスペリエンス内部から脱皮するように進化した、スタンドを超えたスタンド 『鎮魂歌(レクイエム)』です。
無敵のスタンドを超えたキング・クリムゾンよりもさらに強く、最強と評されたスタンドです。その能力はジョジョ史上でも最強クラスの能力で、スタンドの範疇を超えた規格外の存在である。
なんと進化前の「生命を与える」能力に加え、「攻撃してくる相手の動作や意思の力をゼロに戻す」という究極の能力が備わっており、これによってジョルノへの攻撃や使用された能力などの干渉が巻戻しの様に戻され無効化されるという現象を起こしています。
例えば時間の消し飛んだ世界で仕掛けた攻撃や、エピタフの未来予知で見た「未来=絶対に起こる真実」、それどころか「このスタンドに殺されたこと」さえも無効化の対象になっています。
ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムのスタンドの前に立つ者はどんな能力を持っていようともどこへも向かうことはなく、永遠に真実に到達することはない。 このスタンドに殴られると「死んだこと」すらゼロに戻されてしまい、「死」にさえ到達できなくなり、何度でも繰り返し永遠に死に続ける運命に陥り、何回も死に続けることになります。
まさに敵にすると恐ろしいスタンドと言えるでしょう。
ジョルノ以外がキング・クリムゾン(ディアボロに勝つには?)
では、キング・クリムゾンを撃破するにあたって、このスタンドの弱点を考察していきましょう。
敵からの攻撃を消し飛ばすことで回避することは可能ですが、それには「エピタフ(墓碑銘)」の未来予知が必須です。作中の描写を見る限り、四六時中エピタフを発動させるのは難しいでしょう。
それなら、ボスが気が付かないうちに攻撃をされると回避が不可能です。たとえばグイード・ミスタの銃でボスが気が付かないうちに攻撃することができればあっさりと倒すことができるでしょう。
また、作中では途中離脱していますが、パンナコッタ・フーゴのパープルヘイズによる毒の攻撃も未来予測が仮に出来たとしても逃げ切れない可能性があります。
作中ではジョルノと敵対していた暗殺チームのスタンド攻撃も防げない可能性があります。例えばプロシュート兄貴のザ・グレイトフル・デッドを発動した場合、いくら10秒間時を吹っ飛ばせたとしても、射程範囲から逃げきることができるかは疑問です。
リゾット・ネエロのメタリカも、ナランチャのエアロスミスがなければドッピオ(ディアボロ)に勝つことができました。
まとめ
このように、意外とキング・クリムゾンを撃破する手段は多いことがわかりました。
第三部のDIOに関しても同じことが言えますが、確かに時を消し飛ばす能力は強力です。
しかしボスが無敵と言われる所以はパッショーネの組織力と部下の忠誠心、そしてなによりボスが正体を隠し続けてきたところが大きいです。
ディアボロの顔や能力の正体がわかれば意外と簡単に撃破できるかもしれませんね。