第五部 黄金の風

黄金の風最終回考察!スタンド「ローリング・ストーンズ」と運命の奴隷とは

ディアブロとの決着

ジョルノは自身のスタンドを矢で自ら貫きスタンドは進化ついに「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」が発現そして、ディアブロは怒涛の無駄無駄ラッシュを叩き込まれついに敗北。

ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの力にによって行動は全て無効となり未来永劫に死ぬという行為だけを繰り返すことになる自分が蔓延させた薬物中毒者に刺されたり犬に吠えられて道路に倒れ車に轢かれたり・・・

絶頂に失うことを病的に恐れ人間を虐殺し続けてきた帝王の成れの果てが心配して声をかけてくれた少女にすら怯え恐怖で叫ぶとは・・・

なんとも哀れですでもこの少女が一瞬ホラーに見えたのは私だけでしょうか僕の末路は理子が今まで見てきたどんなアニメキャラの成れの果てよりひどいと思いました。

私はどの事件とは言わないけれど、でも生ぬるいような状態を犯した人間にはディアボロのような苦しみを味わえて思う。ドッピオを切り離した後ディアブロは相手を罵倒しまくったり、キング・クリムゾンを無駄に連発したりトリッシュの挑発に乗って墓穴を掘るなど以前の慎重さやカリスマ性など微塵もなかった。

最後はパワーアップどころか弱体していき「対物感」「強敵感」が残念な方向に向かった唯一のラスボスなんじゃないでしょうか?

ローリング・ストーンズの考察

ボスを倒した直後に「ローリング・ストーンズ」のエピソード生きている頃のブチャラティ達がいましたこの中で生きてるのはもうミスタだけなんだって思うと切なくなりましたフーゴは生きていますね。

涙目のルカが再登場し、ブチャラティチームの話題に上がるが時系列ではブチャラティとジョルノが出会う前の話になります。ちょとややこしいですね。ジョジョファンの中には「ボスを倒して第5部完了でよかったのでは?」思う人もいますよね?

急に戦闘以前の話に戻るのですからね。さくっとみると「このひ弱そうな敵じゃなさそうな一般人が戦闘と何がつながるの?」という感想になるかも!?でもよく見ると、ローリング・ストーンズの話は大5部に置いて根幹とも言える重要なエピソードになります。そこで今度はローリングストーンズ登場の意味を私なりの解釈で紹介したいと思います。

ローリング・ストーンズのスタンド能力

◆彫刻家の男性スコリッピを本体とする意志の形をしたスタンド。

◆本体に関係なく「近い未来に死ぬ運命の人間」に安楽死を与える能力。死ぬ運命にある者の「死んだ時の姿」が彫刻として一緒に彫られている。アニメでは胸を貫かれて死んだブチャラティの上半身が彫刻になっていた

◆金大好好リッピとは無関係に勝手に行動する。

◆発動した医師は自動的に対象者をゆっくりと追跡する。追跡途中に受けるダメージなので少しずつ石が削れていくが、それにより「死んだ時の姿」が鮮明になるとパワーアップし執拗に追いかけてくる。そして、その人物が触れることで安楽死させる。

◆死にゆく者の苦しみを肩代わりするだけでなく周囲のものに「利益」をもたらすこともある。アニメではスコリッピの恋人がローリング・ストーンズの能力で運命を受け入れ、安楽死することで結果的に彼女の臓器が父親の命を救うという「利益」をもたらした。

◆安楽死を望まない場合追われている人間以外が攻撃すれば石を破壊する事は可能。しかし、死ぬ運命の人間が生き残ることはできないむしろさらに残酷な子の運命が待ち構えることになる。

アニメではブチャラティの死の運命にローリング・ストーンズが反応し、医者がブチャラティの石の形となり安楽死させることを目的に追跡していた。スコリッピにはブチャラティの迫りくる死の運命がわかっていた。恐ろしいスタンド能力です。

でも私が気になるのは、死闘の後コロッセオにいるブチャラティの死骸を見たトリッシュはこの残酷すぎる現実にどんな反応したのか?流石のミスタも狼狽しただろう。この描写は作中にない。見るとスタはローリング・ストーンズが自分を追跡しないことに気づき自分は何をやっても死ぬ事はないと確信。

そして、ビルの7階から飛び降りることで石を破壊。しかし、石を破壊できたとしても対象者は「死の運命」からは逃れられない。むしろ拒否すると本来より苦しい苦難の道を与えられ「利益」の代わりに「害」が生じる。

アニメでは最初はブチャラティ1人だけが刻まれていたのにミスタが石の一部を破壊したためか運命は変わらないがその後の「流れ」は変わる石の形が変わってしまいアバッキオとナランチャの顔が現れた。つまりブチャラティが安楽死を選ばなかったために

  • アバッキオとナランチャの心が運命より早く訪れた。
  • ブチャラティの死が数日遅れた。
  • ディアボロをパラレルワールドに幽閉することができた。

もしブチャラティが仮に安楽死を選んでいたとしたら・・・ジョルノはチームに加入することもなくディアボロは永遠の絶頂のままだったろう。

運命の奴隷とは

「どれほどの努力を払っても決して運命を変える事は不可能。ただ従うしかないのが人間」ということ。予言された「死の運命」にある者は死ぬのみだとしたら運命を覆すことはできないがせめて私の苦しみを肩代わりして、人間に慈悲の救いを与えるのがローリング・ストーンズなのです。

本体のスコリッピは見た目がどことなくイエス・キリストに似ていますね。そこに品は基本的に人を救うことしか考えていないミスタからボコボコにされても淡々とし怒りの感情を表さないので流石のミスタも恐怖を感じる描写がある。

人間から痛みと苦しみからの解放のため救おうと発現したのがローリング・ストーンズ。ブチャラティはトリッシュを守り全員生き延びるという勝利を掴めなかったがそれでも戦い抜いたことでジョルノにその意思を託すことができた。

それはまぎれもない勝利でこれこそ「黄金の精神」です。運命は定められているが運命の「眠れる奴隷」は目覚め流れを変えた。そしてラストのシーン組織のトップに君臨したジョンレノンの部屋花とワインとジッパーが飾っていた花がナランチャワインがアバッキオそしてジッパーがブチャラティ原作にはないアニメオリジナルに泣けました。

スコリッピはミスタやブチャラティたちが運命に立ち向かう姿を見て、考えを改めるセリフも印象的だった。「人は運命の奴隷かもしれないが彼らの苦難の道には何か意味があるのかもしれない・・・

彼らの苦悩はどこかの誰かに希望として伝わっていくような大いなる意味となる始まりかもしれない・・・」私はこの「どこかの誰か」というのは読者のことを言っているのかな?と思いました。皆さんはどう感じましたか?